在宅医療ケアサポートみとかん・情熱日記👩‍⚕️

医療保険制度の訪問看護ではサポートし切れないニーズに対応する安心サポート

急変のリスクを負っても

家族の側に行きたい

札幌 在宅医療ケアサポートみとかん代表

内田ひとみです。

 

2日前に急な依頼がありました。

 

がん終末期、余命数日の高齢女性を

札幌市内の病院から函館の病院への転院の為

介護タクシーでの移送介助のお仕事でした。

 

病名がわかってから、唯一の家族

弟さんのいる函館へ行こうと決めていたそうです。

 

手術後、転院の準備中に体調が悪化し

経口からは食事水分はほぼ取れず

毎日の点滴が施行され全身浮腫、利尿剤を使っても排尿は100ml/日、胸水貯留で酸素5リットル使用。

 

この情報だけで、非常に残された時間が少ない状況だとわかります。

この日を逃したら、最期の願いは叶えられない。

 

函館までの移動時間は4時間、

車内での急変がある事は、ご本人も

弟さんも承知の上

 

リスクを負っても

最期は家族のそばに行きたいと。

 

病棟からの引き継ぎを受け、緊張感を持って引き受けます。

 

車中は、運転士さんも振動に気をつけてくれていますが、結構揺れます。

 

酸素ボンベも余裕を持って準備されていますが、

万が一に備えてゆっくりも走れません。

 

倦怠感も強く静かに閉眼していますが

訴えがない分

表情の変化を見逃さない観察力が必要です。

 

ムクムクに浮腫んだ全身の皮膚は

脆弱で床ずれになりやすいので

苦痛のない程度に除圧に務めます。

 

車内の振動の苦痛が和らぐように

パンパンに浮腫んだ足を優しく圧力をかけ

リンパドレナージュをすると

眉間のシワが和らぎます。

 

 

身体に触っていると

いろんなことに思いを寄せます。

 

 

どんなお仕事して生きてきたのかな

 

旦那さんはいたのかな

 

我慢強く1人で生きてきて

 

最期は家族のそばへ行く事を選択したんだなぁ

 

詳しい生活背景がわからない分

表情から生き様を感じます。

 

 

あと1時間くらいですよ

辛くないですか?

 

うん

と、少し目を開けうなづいてくれる。

 

リンパドレナージュをした片方の足だけ

ひと回り細くなっている。

 

きっとこのあと、いつもより

尿がでるだろう。

 

利尿剤が反応しなくなっても、

リンパドレナージュで下肢の浮腫は改善できるのが、看護の技術。

 

過去にも終末期の若いお母さんが、子供の為にご飯を作ってあげいのに、象のように浮腫んで腫れた足が重くて立っていることができないと

教えてくれたので、

毎回訪問時に40分かけて

両下肢のリンパドレナージュをすると

数時間後に排尿がたくさんあり

 

みるみる数日で浮腫がなくなりました。

小学生のお子さんに

 

『オムライスを作ってあげれたよ』と

 

母としてやってあげられた役割をかみしめるように笑ってくれました。

 

 

主治医から利尿剤も効かないのに

看護の力は凄いねと感心されたので

 

リンパドレナージュには自信があります。

 

 

しかし

もう、1日500mlの点滴も体が受け付けずに

貯まってるだけ、点滴量を絞って欲しい。。。

呼吸も楽になるはず。。。

私が担当看護師だったら、主治医に言うな。

と思いつつ函館に到着。

 

 

急変することなく

函館の病院看護師に申し送りをする。

 

 

患者さんが私に何か言っているので

痛みでもあるのかと耳を寄せると

 

『ご苦労様でした』

 

って

 

辛くてそれどころじゃないのに

 

人を気遣う優しい人柄が伝わります。

 

こちらこそ、ありがとうございます。

 

弟さんのそばで穏やかに。。。

 

 

 

患者さんを無事に送り届け

任務終了。

 

介護タクシーさんと遅めのお昼ご飯タイム。

 

ランチタイムを過ぎてるので回転寿司屋さんしかやってません。

 

函館と言えば、透明なコリコリのイカ🦑です。

 

15年ぶりの函館を

少し楽しんでから

帰宅の路につきました。

 

今回も人生の縮図を垣間見ることのできる

出会いになりました。

 

 

⭐️病気の為にやりたい事を諦めない寄り添いケア
  詳細 お問い合わせはホームページへ⭐️

 

https://mitokan73.wixsite.com/my-site


♯在宅♯療養♯支援♯介護負担軽減♯在宅看取り♯ケアサポート♯最期の尊厳#旅行ナース#医療保険外♯最期の時まで#みとかん♯mitokan♯自費訪問看護♯葬儀の相談♯離れている親♯見守り♯親孝行♯入院♯退院♯やりたいこと♯自分らしく♯諦めない介護♯家族ケア♯逝く人♯看取る人♯生き抜く♯人間らしさ♯グリーフケア♯悲嘆のケア♯寄り添う♯終活♯エンディングノート♯癌末期♯ホスピス♯緩和ケア♯マッサージ♯タッチング♯リンパケア♯リンパドレナージュ♯サクション♯胃ろう♯膀胱留置カテーテル♯気管切開♯人工呼吸器♯リハビリ♯安全安楽♯人工肛門ストーマケア外出旅行♯経管栄養ケア

 

 

やりたいを叶える看護のために

はじめまして

札幌 在宅医療ケアサポートみとかん代表の
内田ひとみです。



医療機関で28年間看護師を務め、そのうち18年間
訪問看護師として在宅療養をされている方のご自宅へ訪問させて頂いていました。


訪問看護は、1対1の受け持ち性なので

より生活に密着した個別性のある療養指導、看護ができ

ご家族の悩みや介護負担のサポートもでき

看護師のやり甲斐、醍醐味を感じてきました。



しかし

長年付き添った利用者様(患者さん)の高齢終末期の在宅看取りや
がん末期の在宅看取りを看てきて


医療保険制度内の訪問看護では

利用者様のニーズに応えられない

24時間気持ちを張り詰めた介護者に寄り添う時間が足りない、

と感じていました。




無理をしてでも、子供の学芸会を見に行きたい。

最期に家族と温泉旅行に行きたい。

最期に着る寝間着を子供に買いに行かせるのは可哀想だから自分で買いに行きたい。



人生の最期に、自分らしく生きる為の
本当にやりたいこと、行きたい所のニーズに寄り添うには

医療保険制度の訪問看護には限界があります。



病院の看護師の枠をいつも一歩はみ出していた私は

勤務終了後の帰宅途中に心配で利用者さんの

様子を見に行ったり

仕事の休みのプライベートな時間を費やし付き添ったり

していました。




それならば、医療保険制度の枠に制限されることなく

もっと自由に利用者様のニーズに柔軟に多様に応えられる

自費訪問看護を自分で立ち上げればいい!

と気づいたのです。





どうせ病院からはみ出し看護師なら

とことんはみ出して

病院を辞め起業看護師として

活動しました。



こちらのブログでは、私の想いや活動を

皆さんに知っていただき

1人でも多くの方の人生のサポートができたら良いなと

思います。


ひとみさんは想いばかり先走ると言われる事もあります。
でも、強い想いがなければ何も始まらない。


一度きりの人生、できるかできないかより
やるしかない!

今後とも みとかん をよろしくお願い致します✨


⭐️病気の為にやりたい事を諦めない寄り添いケア
  詳細 お問い合わせはホームページへ⭐️


https://mitokan73.wixsite.com/my-site


♯在宅♯療養♯支援♯介護負担軽減♯在宅看取り♯ケアサポート♯最期の尊厳#旅行ナース#医療保険外♯最期の時まで#みとかん♯mitokan♯自費訪問看護♯葬儀の相談♯離れている親♯見守り♯親孝行♯入院♯退院♯やりたいこと♯自分らしく♯諦めない介護♯家族ケア♯逝く人♯看取る人♯生き抜く♯人間らしさ♯グリーフケア♯悲嘆のケア♯寄り添う♯終活♯エンディングノート♯癌末期♯ホスピス♯緩和ケア♯マッサージ♯タッチング♯リンパケア♯リンパドレナージュ♯サクション♯胃ろう♯膀胱留置カテーテル♯気管切開♯人工呼吸器♯リハビリ♯安全安楽♯人工肛門ストーマケア外出旅行♯経管栄養ケア